京都府警下京署

京都府警下京署

 京都市下京区の市営住宅の一室で住人のアルバイト山村留美乃さん(24)が刺殺された事件で、山村さんのスマートフォンと自宅の鍵が室内からなくなっていたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。京都府警捜査本部(下京署)は、犯人がスマホの通信記録などを知られないために持ち去った可能性があるとみている。

 捜査関係者によると、捜査本部は18日までに室内の検証作業を終えたが、山村さんのスマホや鍵はなかった。一方で、財布は残されていたという。遺体発見時に玄関ドアは鍵が掛かっており、犯人が持ち去った鍵で施錠した疑いがある。

 捜査本部は山村さんの交友関係やトラブルの有無について慎重に捜査を進めており、携帯電話会社にスマホの通話や通信履歴を照会している。

 捜査関係者によると、山村さんの遺体には首や胸、背中に刃物による傷が十数カ所あり、手には犯人に抵抗した際にできる防御創とみられる傷もあった。殺害現場とみられる寝室には血だまりがあり、それ以外の部屋にも複数の血痕があったという。

 司法解剖の結果、山村さんの死亡推定時刻は9日夜だった。遺体発見時、3LDKの各部屋は電気が消えており、犯人が消灯してから逃走した可能性があるという。