大粒で甘みが強い特長を持つ黒豆の枝豆「拙者のごっつぉ」(京都府久御山町西一口)

大粒で甘みが強い特長を持つ黒豆の枝豆「拙者のごっつぉ」(京都府久御山町西一口)

 京都府山城地域で九条ねぎを生産する農家たちが、新しいブランド品を目指して黒豆の枝豆を栽培している。「拙者のごっつぉ」と命名。10月中旬に初収穫を迎え、農家は「食べ出したら手が止まらない大粒の甘味を堪能して」と自信を見せる。

 若手の九条ねぎ農家でつくる会社「京葱(きょうねぎ)SAMURAI」(久御山町中島)が、「丹波の黒豆」の産地として知られる兵庫県篠山市の実にほれ込み、黒大豆の品種「新丹波黒」を同町などの農地約1ヘクタールで育てる。村田翔一社長(35)は「これほどの規模で黒枝豆を作るのは府南部では珍しい。鮮度が良い取れたてを食べてもらいたい」と話す。

 今年から売り出した白い粒のトウモロコシを生産する土地に8月、苗を植えた。長雨や猛暑に悩まされながらも、丁寧な土作りや水の管理が功を奏し、順調に成長。鈴なりに付いたさやの中には、はちきれんばかりの実が詰まる。

 「拙者のごっつぉ」は、社名にちなんで「武士のごちそう」という意味を持たせた。今後、山城地域の新しい秋の味覚として売り出す。村田社長は「収穫時期の最初はみずみずしく、終盤になると栗のように、ほくほくした食感になる。シンプルに塩ゆでで食べるのがお薦め」と語る。

 久御山町中島のロックファーム京都で10月末までの午前9時~午後1時に販売中。枝付きで1キロが千円。問い合わせはロックファーム075(633)5885へ。