特別展で展示される国宝の北野天神縁起絵巻(承久本)(京都市中京区・京都文化博物館)

特別展で展示される国宝の北野天神縁起絵巻(承久本)(京都市中京区・京都文化博物館)

 北野天満宮に伝わる宝物を通して、脈々と続く信仰の姿に迫る特別展「北野天満宮 信仰と名宝」(京都新聞など主催)が、23日から京都市中京区の京都文化博物館で始まる。22日に内覧会があり、前期展として国宝1点と重要文化財12点を含む展示品84点が公開された。

 同博物館開館30周年を記念する特別展で、全体を七つのテーマに分けて構成。菅原道真の人物像や天満宮の創建、祭礼と神事といった切り口を、古文書や図屏風(びょうぶ)、像などの豊富な史料でひもといていく。天満宮創建にまつわるコーナーでは、国宝の北野天神縁起絵巻(承久(じょうきゅう)本)を展示。天神となった道真の使者である火雷火気毒王が清涼殿を襲う場面が間近で見られる。

 神仏習合の時代に着目した展示では、2002年の天満宮千百年大萬燈祭の折に本殿内陣から見つかった平安時代の鬼神像(重文)や室町時代の北野曼荼羅(まんだら)などが興味深い。

 会場では、北野天満宮の祭事や儀礼を1年間にわたって記録した映像も放映する予定で、博物館では「天満宮の歴史を極上の至宝でたどる展示。初公開のものも多く、楽しんでほしい」としている。

 4月14日まで。3月19日からの後期展では75点を展示する。有料。月曜休館。