店の味を自宅でも楽しんでもらおうと開発したらーめんチキン野郎の冷凍品(彦根市長曽根南町・パリヤ)

店の味を自宅でも楽しんでもらおうと開発したらーめんチキン野郎の冷凍品(彦根市長曽根南町・パリヤ)

自社で養殖したビワマスを使った「びわサーモン漬け丼」(彦根市後三条町)

自社で養殖したビワマスを使った「びわサーモン漬け丼」(彦根市後三条町)

 滋賀県彦根市の食品関連企業が、ご当地ラーメンやビワマス丼などの地元食を冷凍食品にして発売し、人気を集めている。地域の味を生かし、新型コロナウイルスの影響で外食を控える人々の「巣ごもり需要」掘り起こしを狙う。

 同市発の人気ラーメン店「らーめんチキン野郎」は、地元スーパー「パリヤ」(同市)と冷凍ラーメンを共同開発した。今春、地元飲食店の持ち帰り品を販売するパリヤの支援プロジェクトで手を組んだ縁で、パッケージを改良するなど常設商品に仕立てた。

 鶏ガラスープに鶏肉でとろみを加えた定番メニューの「こってり」をはじめ「あっさり」「台湾まぜそば」「油まぜそば」の計4種類を発売。店舗と同じ素材を使い、自家製麺は卵を使わずアレルギーにも配慮する。

 彦根、草津両市にあるチキン野郎3店舗とパリヤでのみ販売し、価格は558~698円(税抜き)。9月に発売すると10日間で400食が売れた。柿町亮太社長(33)は「店舗そのままの味と、自宅ならではのお好みのトッピングで楽しんでいただきたい」としている。パリヤの大塚亮平本部長(38)は「外食を控えている子ども連れや高齢者に好評」と話す。

 県内で鮎専門店「あゆの店きむら」を展開する木村水産も、冷凍の「びわサーモン漬け丼の素」を10月に発売した。県内の養殖業者が「びわサーモン」と銘打ってブランド化を進める琵琶湖の固有種・ビワマスを自社で稚魚から養殖し、長期保存ができるように冷凍加工した。

 天然魚に劣らない脂の乗りと鮮やかなサーモンピンクが特徴。解凍し、添付の刻みのりと乾燥ネギ、ワサビをかけて簡単に食べられる。864円(同)。

 ほかの冷凍食品の売り上げも伸びているといい、木村昌弘社長(59)は「鮮度が高い本格的な漬け丼を自宅で召し上がってほしい」と話している。