「みんなが笑顔になれるイベントに」と話す運営委員長の田中さん(京都府長岡京市井ノ内 京・洛西 ぶへい)

「みんなが笑顔になれるイベントに」と話す運営委員長の田中さん(京都府長岡京市井ノ内 京・洛西 ぶへい)

長岡京「たべとくスタンプラリー」の台紙にスタンプを押す嶋岡さん(京都府長岡京市友岡4丁目・キッチン ブルーレイク)

長岡京「たべとくスタンプラリー」の台紙にスタンプを押す嶋岡さん(京都府長岡京市友岡4丁目・キッチン ブルーレイク)

期間中の特別メニューとして考案した近江牛のカレー(京都府長岡京井ノ内「京・洛西 ぶへい」)

期間中の特別メニューとして考案した近江牛のカレー(京都府長岡京井ノ内「京・洛西 ぶへい」)

 京都府長岡京市内にある飲食店を回って、グルメを楽しむイベント「たべとくスタンプラリー」が開催されている。コロナ禍で飲食店の苦境が続く中、運営委員らは「店も、お客さんも関わった全ての人に笑顔になってもらおう」と取り組んでいる。

 スタンプラリーは昨年の春に初めて企画された。好評だったため、今年も準備を始めようとしていた矢先、コロナの影響を受け、開催はいったん見送りとなった。コロナ禍で飲食店はテークアウトなど、さまざまな打開策を重ねたが、収入が伸び悩む状況が続いた。

 「どの飲食店も状況は同じ。こんな時だからこそ、みんなで何かできないか」とスタンプラリー運営委員長の田中邦彰さん(49)らは開催を決断。市内の飲食事業者が有志で運営し、市内を回り参加店を募ったところ、昨年の3倍の42店が集まった。

 参加店では、スタンプを押した客に他の参加店を紹介している。紹介の輪を広げていくことで、一丸となって盛り上げたいとの思いからだ。

 参加店の一つ、長岡京市友岡4丁目の「キッチン ブルーレイク」は、子連れでも気軽に食事を楽しめる店。オーナーの嶋岡佐織さん(35)は「一人では動き出せないけど、手助けしてくれる仲間がいたから、一歩踏み出せた」と笑顔で話す。

 同店に来店し、スタンプを押してもらった40代男性は、「リストを見比べたり、行ったことのない店を開拓できて楽しい」と家族との食事を満喫した様子だった。

 田中さんは「飲食店は本来はライバル関係。でも、コロナ禍だからこそ協力し合い、長岡京を盛り上げようという横のつながりができた」と手応えを感じている。

 スタンプラリーは12月27日まで。スタンプを集めると、酒店が選んだお酒の詰め合わせなど、地元店で販売されている賞品が当たる抽選に応募できる。食べたメニューを絵にして応募する「かいとく!?」やSNSで食べ比べを紹介する「たべとく!?」も同時開催。