応天門を背にして本殿に向かう維新勤王隊(2020年10月21日、京都市左京区・平安神宮)

応天門を背にして本殿に向かう維新勤王隊(2020年10月21日、京都市左京区・平安神宮)

 京都三大祭りの一つ「時代祭」の前日祭が21日、京都市左京区の平安神宮で営まれた。新型コロナウイルス禍で例年22日の行列を中止したことに伴う催しで、白川女風俗保存会の献花や維新勤王隊による奏楽奉納があった。

 本殿の神事には、同保存会長の細川寿美枝さん(72)と長女の稚代さん(45)らが参列した。京の街中で四季の草花を売り歩いた白川女の衣装をまとい、菊などの季節の花を神前にささげた。

 維新勤王隊は明治維新の際に活躍した山国隊を模し、例年の行列では先頭に立つ。この日は楽器などを手にした12人が、神事に続いて応天門前でも奏楽を披露した。

 時代祭の行列は明治維新期から平安時代までの時代衣装を着た市民が京都御所から平安神宮まで歩く。行列の参加者は約2千人に及び、観覧者の密集も避けられないため、新型コロナ対策として実施を見送った。22、23日の午前10時からも本殿で奉納行事がある。