京都府福知山市

京都府福知山市

 京都府福知山市は介護予防や日常生活の把握を目的にした市内の高齢者への調査結果をまとめた。生活状況が苦しく、認知症やうつになるリスクが高い人が全国と比べて高いことが浮き彫りになった。

 調査は2021年度~23年度の第9次福知山市高齢者保健福祉計画を策定するのに先立ち、行った。市内の要介護1~5以外の65歳以上5130人を対象に実施し、3416人から回答を得た(回収率66・6%)。

 暮らしについて「大変苦しい」「やや苦しい」と答えた人は合わせて市全体で37・8%に上り、全国平均の31・5%を上回った。

 調査では「物忘れが多いと感じますか」の質問に対し「はい」と答えた人を「認知症リスク高齢者」と定めた。市全体で49・4%で、全国の44・2%より高かった。

 うつに関しては「この1カ月間、気分が沈んだり、ゆううつな気持ちになったりすることがありましたか」の問いに、「はい」とした人を「うつリスク高齢者」とした。全国では40・8%だったが、市では45・1%だった。

 口腔(こうくう)機能、転倒、閉じこもり、運動器機能といった項目でも全国と比べてリスクの高い高齢者が多かった。

 市高齢者福祉課は「府内の後期高齢者の割合が高い自治体と比べても、認知症やうつリスクの割合が高いため、次期計画ではそういった点を強化していきたい」としている。

 市は今後、第9次の市高齢者保健福祉計画案を作り、市民意見の募集などを経て来年3月に策定する。