時代祭の本殿祭で奉納される平安の舞(22日午前10時40分、京都市左京区・平安神宮)

時代祭の本殿祭で奉納される平安の舞(22日午前10時40分、京都市左京区・平安神宮)

時代祭の本殿祭に臨む神職たち(22日午前10時20分、京都市左京区・平安神宮)

時代祭の本殿祭に臨む神職たち(22日午前10時20分、京都市左京区・平安神宮)

 京都三大祭りの一つ、時代祭の本殿祭が22日、京都市左京区の平安神宮で行われた。例年なら華々しい行列が都大路を進む日だが、今年は新型コロナウイルスの影響で巡行が中止となったため、崇敬者組織・平安講社の朴木純一理事長や各時代行列の代表者ら約30人が参列して神事のみが行われた。

 時代祭は、平安京を開いた桓武天皇が長岡京から移ってきたとされる10月22日に合わせて毎年行われている。この日は大極殿前に祭神の乗り物「鳳輦(ほうれん)」が飾られ、本殿前には桜と橘(たちばな)の文様を刺しゅうした「二神旗」が掲げられる中、本多和夫宮司(71)が祝詞を上げて京の街の平安やウイルスの早期収束を祈願した。

 桜と橘の枝を手にした神社の仕女(しじょ)による「平安の舞」もあり、雅楽の音色に合わせてゆったりとした舞が奉納された。

 参列した朴木理事長は「行列がなく残念との思いは今もあるが、神事だけでも無事に執り行えてよかった。来年こそは例年通り巡行したい」と話した。