消毒実験で観客席の上を飛んで液体を噴霧するドローン(大津市御陵町・皇子山陸上競技場)

消毒実験で観客席の上を飛んで液体を噴霧するドローン(大津市御陵町・皇子山陸上競技場)

 大規模イベント会場で効率よく新型コロナウイルスを不活化しようと、ドローンを使った消毒液散布の実証実験が22日、大津市御陵町の皇子山陸上競技場の観客席で行われた。ドローン操縦者が風の強さや向きを見ながら、座席への液体のかかり具合を確かめた。

 ドローン関連サービスを提供する「スカイオーシャンキャピタルパートナーズ」(同市)が、事業化に向けて実施した。ドローンは農薬散布用で、高さ2メートルから噴霧すれば幅4メートルほどに適量まけるという。

 実験では、同社代表の古川泰さん(37)がドローンを操縦。5千人収容できる観客席の上で高さを調整しながら往復し、消毒液代わりの水を散布した。同競技場の規模なら、1時間ほどで作業を終えられると見込む。

 古川さんは「手作業に比べ、少ない人員で早く消毒できる。午前と午後で観客を入れ替えるイベントなど、短時間での消毒にも対応できる。少しでも安心してイベントを楽しんでもらいたい」と話した。