滋賀県庁

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 滋賀県の2019年度の公立学校のいじめ認知件数は前年度より950件多い7797件で過去最多だった。うち、生命や心身に深刻な被害が生じるなどの「重大事態」は前年度と同じ9件だった。認知校数は計375校で前年度より3ポイント増えて96・6%に上った。

 認知件数の内訳は、小学校5561件(前年度比595件増)、中学校1988件(同238件増)、高校220件(同103件増)、特別支援学校28件(同14件増)。いじめの解消率は、今年9月25日時点で99・1%だった。

 認知校数では、県立高が前年度より6校増え、全ての高校(51校)でいじめが確認された。小学校は214校(同2校増)、中学校は99校(同4校増)、特別支援学校は11校(前年度同数)だった。

 いじめが増えている要因として、県教委幼小中教育課生徒指導・いじめ対策支援室は「初期段階から報告しているため」としている。また「なりすましの被害に遭った」「誹謗中傷を書かれた」など、会員制交流サイト(SNS)上でのトラブルが増加傾向にあり、「情報教育にも力を入れなければならない」と危機感を強める。

 一方、児童生徒の校内外での暴力行為は936件(同106件増)だった。うち小学校が過去最多の472件だった。同室は「ささいな事案も見逃さず学校内で共有する傾向にあるため」と分析している。