山頂付近の吹きさらしの尾根にできた「エビのしっぽ」と呼ばれる霧氷(東近江市甲津畑町)

山頂付近の吹きさらしの尾根にできた「エビのしっぽ」と呼ばれる霧氷(東近江市甲津畑町)

 滋賀県日野町の鈴鹿山系綿向(わたむき)山(標高1110メートル)で、厳しい寒気にさらされた木々に霧氷ができ、山頂付近を白く染めている。春へと移ろう寒暖の中、解けては現れる白銀の装いが、登山客を魅了している。

 霧氷は、氷点下で空気中の水分が木に凍り付く着氷現象。冬季から3月中旬にかけ、よく冷え込んで適度な湿度や風がある気象条件で発生する。

 標高900メートルを超える7合目のブナ林や山頂付近の低木にできることが多い。東近江市側の北東尾根には「エビのしっぽ」と呼ばれる霧氷が出現。風上へと独特の姿に育ち、登山客の格好の被写体となっている。

 環境省自然公園指導員の横山昇さん(71)は「県外からもアクセスがよく人気だが、遭難事故も起きており、アイゼンなど冬山登山の装備が必要」と話す。問い合わせは日野観光協会0748(52)6577。