慶雲館本館に並ぶ全国のガラス作家が制作した酒器(長浜市港町)

慶雲館本館に並ぶ全国のガラス作家が制作した酒器(長浜市港町)

 滋賀県有数の観光地・長浜市の中心市街地をガラス工芸品で彩る「ナガハマグラスフェス2020」が24日、慶雲館(港町)や黒壁スクエア一帯の計8会場で開幕した。工夫を凝らした華やかな作品が、訪れた行楽客を楽しませている。

 第三セクター黒壁(元浜町)などでつくる実行委員会が2016年から「グラスアート展」として開催してきたが、体験型のイベントとすることを目指して今回から改称した。ガラス作家による対面販売なども計画していたが、新型コロナウイルス禍を受け中止となった。

 慶雲館本館では、全国のガラス作家が制作した酒器を展示。伝統工芸「切子(きりこ)」で精緻な格子模様を施したとっくりや、赤や青、緑などのさまざまな色がほのかに浮かび上がるおちょこなど、職人技が光る106点が並ぶ。気に入った3点を選ぶ人気投票も行われている。

 来館した、ステンドガラス作りが趣味という浅井磨智代さん(大津市)は「すごい技術で、どうやって作ったのだろうととても興味深い」と熱心に見入っていた。

 小中学生らにグラスのデザインを募り、応募作約1500点の中から選んだ12点を実際にガラス作品として展示しているほか、琵琶湖の水草や黒豆など特徴的な原料を使う全国5カ所のガラス工房の商品約300点の展示販売もある。

 11月8日まで。一部施設は入館料が必要。黒壁0749(65)2330。