<ソラドリWEB>

 

 海に浮かぶ巨大な橋のごとく、白砂青松が伸びる名勝・天橋立(宮津市)。文珠山の天橋立ビューランドからの「飛龍(りゅう)観」、傘松公園からの「斜め一文字」などの眺望が有名だが、ドローンならではの景色も見てみたい。天橋立北側の付け根に位置する府中地区から飛ばすと、海上を舞う「龍」が今にも迫り来そうなほど近く、遠景とは一味異なる光景が広がっていた。

 

 天橋立は、河川から流れ込んだ土砂などによって形成された砂州で、全長は約3.6キロ。その神秘的な姿は古くから人々に愛され、和歌や絵画の題材にされてきた。
  
 内海の阿蘇海が深い青色をたたえているのに対し、外海の宮津湾は澄んだエメラルドグリーン色に輝いている。風がないだ瞬間には、海面に白い雲が浮かぶ秋晴れの空が映り込んだ。
  
 対岸の文珠地区に移動し、阿蘇海上空を飛行する。松林の深緑色がしなやかなカーブを描く。手前には「三人寄れば文殊の知恵」の文殊菩薩をまつる智恩寺も見えた。さわやかな潮風を感じつつ、高度や角度によってさまざまな表情を見せる絶景を楽しんだ。