他の水鳥とともに湖面にとどまるコハクチョウの幼鳥(滋賀県草津市)

他の水鳥とともに湖面にとどまるコハクチョウの幼鳥(滋賀県草津市)

 「冬の使者」と呼ばれる渡り鳥コハクチョウの幼鳥1羽がこのほど、滋賀県草津市の琵琶湖に今季初めて飛来した。観察活動を続ける環境ボランティア団体によると、例年より2カ月早いという。

 散歩中の市民が26日午前8時半ごろ、茶色い水鳥の群れに交ざって沖合を泳ぐ白色の1羽を発見。連絡を受けた「琵琶湖草津湖岸コハクチョウを愛する会」が確認した。同会によると、例年の飛来は12月下旬だが、ねぐら周辺の工事の影響などで環境が一変。近年は数羽が2、3度、姿を見せる程度にとどまっているという。

 同会の吉岡美佐子理事長は「親鳥とはぐれ、迷い込んできたのでは。えさとなる在来の水草が豊富で居心地がいいのだろう。このまま居着いて、この場所が故郷になってほしい」と期待を込める。湖北野鳥センター(長浜市)は、今年6~7月初旬に生まれた幼鳥とみている。