経ケ岬沖で捕獲したカニを測定する職員=京都府水産事務所提供

経ケ岬沖で捕獲したカニを測定する職員=京都府水産事務所提供

 日本海の冬の味覚・松葉ガニ(ズワイガニ)漁の解禁(11月6日)を前に、京都府海洋センターは28日、分布調査の結果を発表した。過去5年の平均値と比べて、雄の分布数は平年並みだが、単価は「Go To」事業で旅館の予約が好調なため、カニの争奪戦で上がるとみられるという。

 調査は丹後半島の経ケ岬沖20~35キロ、水深230~300メートルの海域で、8月26日~10月12日に実施した。計11カ所の定点で延べ244個のカニかごで捕獲した個体数を調べた。

 10かごあたりの数は雄(漁獲対象の甲幅9センチ以上)が17・8匹(過去5年平均21・5匹)、「コッペガニ」と呼ばれる雌は71・9匹(同55匹)で、調査結果が非常に悪かった昨年からは雄雌ともに増えた。

 昨年の水揚げ実績は、雄が35・7トン、雌が22・3トンと前年より微減し、雄の平均単価は1キロ8430円だった。府水産事務所の井谷匡志所長によると、北陸新幹線の金沢駅延伸以降、北陸の業者が京都でカニを買い付けるケースも増えたため年々価格が上がっており、特に雌ガニの上昇が顕著という。今年は「GoTo」で旅館の予約状況も良く「カニの取り合いになり高くなるのでは」と予想している。

 漁期は雄が来年3月20日まで、雌は今年末まで。