大津市教育委員会が入る市役所

大津市教育委員会が入る市役所

 生徒会の役員は女子の方が多いのに、会長のほとんどは男子―。大津市教育委員会が実施したジェンダーギャップ(男女格差)調査で、こんな結果が浮かび上がった。

 市立全37小学校、18中学校を対象に、2月時点の状況を調べた。中学校の生徒会の全役員390人中、女子は63%(246人)で男子は37%(144人)だったが、生徒会長は女子が11%(2人)に対し、男子が89%(16人)と圧倒的に多かった。

 一方、小学校の児童会役員は女子55%(241人)、男子45%(197人)で中学校ほど大きな差はなく、児童会長は男女同数だった。中学校は全生徒による選挙、小学校は5、6年生の学級代表でつくる委員会の互選で会長を決めている。

 調査は学校現場のジェンダーギャップや、女性のリーダーシップ、政治参加の在り方を考える材料にしようと初めて実施。このほど市役所で開かれた市総合教育会議で報告された。

 出席した教育委員からは、児童会長より生徒会長の女子比率が低いことについて「年齢が上がるにつれ、社会の影響を受けやすくなるのではないか」との意見が出た。別の委員は「男女格差は、学校現場はもちろん社会全体で解決していかなければならない問題だ」と指摘した。

 市教委は今後、生徒や教員へのアンケートや聞き取り調査などで詳しく背景を探るという。