ヨコバイの食害に遭ったウメの葉。裏側に脱皮後の白い殻がくっついている

ヨコバイの食害に遭ったウメの葉。裏側に脱皮後の白い殻がくっついている

 京都府綾部市内で、府内初確認の害虫・ヨコバイによるウメの葉の食害が発生したと府病害虫防除所が発表した。詳しい生態や広がりは不明で、今後注視していくという。

 民家のウメの木で8月に発見された成虫は体長3~3・5ミリで黄緑色。黒色の複眼と頭頂部の黒点が特徴という。農林水産省神戸植物防疫所が鑑定し、中国や朝鮮半島、台湾に生息する種と判明した。国内では沖縄や和歌山などで見つかっている。和名はなく、「ウメシロヒメヨコバイ」という仮称を付けて注意を呼び掛けた。

 幼虫、成虫ともにウメの葉から汁を吸い、葉の表面に無数の白い痕が残る。葉の裏側には脱皮した殻が残るのも特徴という。バラ科の果樹を食べるという報告もある。同防除所は葉の出る来春にかけて注視する方針。「府内での広がりや他県での対応を情報共有していきたい」としている。