全日本大学駅伝が11月1日、名古屋市の熱田神宮から三重県伊勢市の伊勢神宮までの8区間106.8キロで25チームが参加して行われる。新型コロナウイルスの影響で10月の出雲全日本大学選抜駅伝が中止となり、男子では今季初の全国規模の駅伝となる。京都・滋賀勢は初の入賞を目指す立命大、躍進を狙う京産大のほか、初出場のびわこ学院大が挑む。

■立命大 合宿で成長、8位入賞狙う

距離を空けて練習する立命大の選手 (立命大びわこ・くさつキャンパス)

 立命大は1万メートルの自己ベストが28分台の選手が4人そろう。夏合宿で長い距離を走り込み、多くの選手がベストを更新。32度目の出場で初となる8位入賞を狙い、林紘平主将(桂高出)は「量も質も追求した合宿で成長できた。力を出し切れば関東勢にも勝てる」と闘志を燃やす。

 グラウンドでの練習再開は7月。コロナ対策の細かな指針を作成して夏合宿にこぎつけた。鍛錬の成果はタイムに表れ、岡田浩平(洛南高出)が自己記録を53秒縮め28分34秒61、前川紘導(網野高出)も28分34秒59をマーク。吉岡遼人(草津東高出)も28分台に突入した。高尾憲司コーチ(宇治高出)は「出雲駅伝の優勝を目標にしていた。練習の結果が出ている」と自信をのぞかせる。岡田は「耐える体ができた。チームを入賞に押し上げるレースをしたい」と気合を入れる。

■京産大 個別練習積み、総合力アップ

間隔を空けて走る京産大の選手たち(京産大総合グラウンド)

 今大会で最多48度の出場を誇る京産大は3、4年生を軸に関西勢の最上位を目指す。9月にチーム練習を再開したばかりで、記録会の出場もないままのレースとなるが、市川佳孝主将は「総合力は上がっている。全員が100パーセントの力を発揮したい」と意気込む。

 春は寮が閉鎖となり選手はオンラインでトレーニングしたり、個別に練習。伝統でもある地道な走り込みができず、市川主将は「選手の状態は想像以上に良くなかった。焦った」と振り返る。小室輝明監督は「練習量は例年の3分の1程度だが、新しいことに取り組めた」と語り、「前半で流れに乗りたい」とレースを見据える。