京都府警本部

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 窃盗容疑で逮捕して取り調べ中の男3人に車の売却代行などの便宜供与をしたとして、京都府警監察官室は29日、捜査3課の40代男性警部補を減給100分の10(6カ月)の懲戒処分にした。警部補は「容疑者の希望をかなえてやりたかった。親切心だったが、軽率だった」と話しており、金品の見返りや供述の誘導はなかったという。

 府警によると、警部補は2017年7月、車の売却を希望していた容疑者の男に取調室で契約書を記入させ、自ら中古車買い取り業者に提出。男のキャッシュカードを借りて車1台の売却代金約90万円を金融機関の口座から引き出し、男に手渡したという。

 19年5~7月には別の容疑者から頼まれて中古の漫画本4冊(600円相当)を購入して留置場に差し入れ、さらに別の容疑者には希望する警察署に留置する口約束をしていた。警部補は部下の捜査員3人に便宜供与の手伝いをさせていたが、この3人に暴言を吐くなどのパワーハラスメント行為をしていたという。

 府警は監督責任を問い、当時の上司だった50代男性警視と40代男性警部を所属長注意の内部処分にした。府警の姫野敦秀首席監察官は「警察官として不適切な行為。指導を徹底し、信頼回復に努める」とコメントした。