ローム9月中間・連結( 表の数字の単位は百万円。▲は減)

ローム9月中間・連結( 表の数字の単位は百万円。▲は減)

 ロームが29日発表した2020年9月中間連結決算は、経常利益が前年同期比37・3%減の117億円だった。新型コロナウイルスの影響で車載部品や音響・映像機器など全体的に需要が低迷した。

 売上高は11・0%減の1680億円。主力のLSI(高密度集積回路)は、自動車の生産停滞の影響を受け、カーナビ向け電源などが減少。在宅勤務の広がりでパソコン向けは伸びたが、スマートフォンやテレビ向けなどは失速した。半導体素子やモジュール(複合部品)の需要もコロナ禍で落ち込んだ。

 純利益は子会社のローム滋賀(大津市)の吸収合併により繰り延べ税金資産の評価性引当額が減り、8・7%減の125億円。

 車載部品は7月以降に持ち直し、下期も受注回復を見込む。産業機器向けは復調速度が鈍いという。これまで発表を見送っていた21年3月期の連結業績予想については、売上高3400億円(前期比6・3%減)、経常利益230億円(35・7%減)、純利益190億円(25・9%減)と開示した。

 京都市内で会見した松本功社長は「欧米のコロナ再流行もあって楽観できないが、足元の市況は改善傾向にある」と述べた。