アプリを使って配車した住民ドライバーの車に乗り込む利用者(舞鶴市女布・城南会館)

アプリを使って配車した住民ドライバーの車に乗り込む利用者(舞鶴市女布・城南会館)

 京都府舞鶴市は住民同士の送迎や公共交通を組み合わせ、人々の移動を支援するアプリ「meemo(ミーモ)」を使った全国初の実証実験の結果をまとめた。7月からの3カ月間で住民による送迎が111回実現したが、希望通りに送迎できた割合を示すマッチング率が、約6割と課題を残した。

 市、オムロンのグループ会社、タクシー・バス運行会社が移動手段の維持を目的に高野地区と加佐地区で実施。事前に登録した住民がスマートフォンのアプリに目的地を入力すると、最適な経路や住民送迎やタクシー、バスなどの移動手段を示す。住民送迎を選ぶと、対応可能なドライバーを選択できる仕組み。

 実験には両地区で60~70代が中心の40人の住民ドライバーと、80代が中心の利用者51人が登録。送迎依頼回数は186回だったが、住民とドライバーのマッチング成功は111回。マッチング率は59・6%で目標の95%に届かなかった。

 市企画政策課は「高齢者がスマホの使い方に慣れていない、といった課題があった。アプリの改善など、実現に向けて進めたい」としている。