製作の最盛期を迎えた来年のえとの「丑」の置物(滋賀県甲賀市信楽町・明山窯)

製作の最盛期を迎えた来年のえとの「丑」の置物(滋賀県甲賀市信楽町・明山窯)

 信楽焼の産地、滋賀県甲賀市信楽町で、来年のえと「丑(うし)」の置物作りが最盛期を迎えている。窯元では、かわいらしいウシの陶器がずらりと並び、一足早く迎春気分を盛り上げている。

 江戸初期に創業した窯元「明山窯」では、8月から職人6人が手作業で製作に取り組む。つぶらな瞳に、土の味を生かした温かみのある白っぽい色の化粧土で毛並みを模している。

 高さ10センチの親と5センチの子や手のひらサイズなどの5種類、計2千体を12月中旬まで製作し、直営店やホームページで販売する。9代目の石野伸也さん(42)は「今年は暗い話題ばかりだったが、新年は置物を見て、和んでほしい」と検品作業に追われていた。