攻守の連係を確かめるサンガの選手たち(28日、東城陽グラウンド)

攻守の連係を確かめるサンガの選手たち(28日、東城陽グラウンド)

 J2は3分の2を終えて残り13試合となり、勝ち点41で10位の京都サンガFC(11勝8分け10敗)はJ1昇格へ極めて厳しい情勢となっている。前半戦を5位で折り返したが、後半戦は2勝1分け5敗と苦しむ。今季は上位2チームが自動昇格し、3~6位によるJ1昇格プレーオフはない。2位との勝ち点差は15。大型連勝しか道はなく、チーム力を結集したい。


 後半戦初戦の第22節大宮戦でホーム初黒星を喫すると、25~27節に3連敗。過去5年間で2位チームの最終勝ち点は平均80で、サンガは残り13試合で全勝しないと届かない。


 苦戦の主因は守備の不安定さだ。後半戦は8試合で13失点。過密日程の中、疲労も積み重なってプレスが緩み、守備の連動性を欠く場面が多い。28節の北九州戦でダブルボランチに布陣変更して連敗を止めたが、同じシステムで臨んだ29節は下位に沈む琉球に逆転負けした。ボール奪取で存在感を見せる川崎は「連戦の影響で、ボールを追いたい場面で追えず中途半端になることがある。それぞれがやりたいことをやってしまっていた」と指摘する。


 28日の練習では、実好監督が選手全員にげきを飛ばし、翌日の練習前には指導陣と選手で約1時間のミーティングを行った。監督は開幕前に用いた「アクションサッカー」という言葉を示して原点回帰を強調したといい、「ボールを持てば相手に向かい、守備では自分たちから一歩目を出したい」。選手からは「まだまだ諦めない」という声が挙がったといい、宮吉は「目の前の試合に全力を尽くす」と誓う。