【資料写真】琵琶湖から産卵のため遡上するアユ(滋賀県高島市・知内川)

【資料写真】琵琶湖から産卵のため遡上するアユ(滋賀県高島市・知内川)

 滋賀県は、今季の天然河川でのアユの産卵状況をまとめた。10月中旬までの推計は計50・5億粒。台風が多く12・5億粒だった昨季に比べて大幅に増えたが、県水産試験場(彦根市)は「平年の72億粒と比べると多いとは言えず、楽観視できない」としている。

 産卵状況調査は、姉川や安曇川など県内11の河川で2週間おきに行っている。8月下旬はゼロ(平年値0・1億粒)、9月中旬は13・1億粒(同19・6億粒)、9月下旬は25・7億粒(同32・2億粒)、10月中旬は11・7億粒(同20・1億粒)だった。いずれの時期も昨季の同時期より産卵量は多かった。

 記録的な不漁で10月中旬までの累計が2・7億粒だった2017年以降は回復傾向だが、同試験場は「今年は産卵のピークが始まる9月に雨が少なく、暑さで水温も高かったため、平年より少なかったのでは」と分析している。