農家や食品業者らと協力し開発した飲用酢「いちごの恋」(竜王町山之上・アグリパーク竜王)

農家や食品業者らと協力し開発した飲用酢「いちごの恋」(竜王町山之上・アグリパーク竜王)

 関西有数のイチゴの産地、滋賀県竜王町で道の駅を運営する「みらいパーク竜王」(同町鏡)が、規格外の形だったり傷ついたりした果実を活用し、飲用酢「いちごの恋」を開発した。食品ロス削減に加え、成分の半分以上が果肉という濃い味わいが魅力で、家族層を中心に人気を集めている。

 同町は県内のイチゴ栽培面積の1割を占めている。ふぞろいの形や傷が原因で廃棄されやすい「B級品」を生かしたいという生産者の声を受け、三重県の酢製造販売業「山二造酢」と共同開発した。

 柔らかくジューシーな品種「あきひめ」と甘みと酸味が強い「紅ほっぺ」を発酵させ、ピューレを混ぜ込み、果肉をそのまま飲むような味に仕上げた。飲みやすく、疲労回復や、イチゴに含まれるビタミンCによる美容効果も期待できるという。

 甘酸っぱい味と濃厚なうまみから「いちごの恋」と命名し、8月に発売した。好評を受け10月にはモモやブドウの飲用酢の販売も始めた。開発に携わった女性(52)は「おいしく安全に飲める。癒やしの時間をつくるきっかけになればうれしい」と話す。

 道の駅「アグリパーク竜王」(同町山之上)や「竜王かがみの里」(同町鏡)、オンラインショップ「滋賀竜王まるしぇ」などで販売している。税込み950円。