笠置町産ジビエ肉の製造拠点となるRE-SOCIALの「やまとある工房」(笠置町有市)

笠置町産ジビエ肉の製造拠点となるRE-SOCIALの「やまとある工房」(笠置町有市)

大阪市内などのレストランに卸している鹿肉

大阪市内などのレストランに卸している鹿肉

 京都府笠置町で昨秋誕生したジビエ(野生鳥獣肉)の加工・販売会社「RE―SOCIAL」の工場が、10月下旬に町内に完成した。獣害で目の敵にされる地元のシカを自ら捕って加工してジビエとして売り出す―。大きな目標を掲げる23歳の男女3人が新拠点から第一歩を踏み出す。

 笠井大輝さん、江口和さん、山本海都さんが龍谷大4年だった昨年11月に、同社を立ち上げた。ゼミで地域課題を学ぶ中で、全国で深刻化する獣害の解決につなげたいと起業に至ったという。

 笠置町でのイベントや映画「笠置ROCK!」などがきっかけで、同町と縁ができた。だが、3人の住宅、工場用地探し、新型コロナウイルス…と苦労が続き、思うように事業は進まなかった。

 完成した工場は、知り合いになった地元の猟友会メンバーが土地を提供してくれた。「解体場のイメージを変えたい」(笠井さん)と外観はロッジ風にし、山や自然と人間は共にあるとの意味を込めて「やまとある工房」と名付けた。