華やかな晴れ着姿の新成人らが、密集した状態で出席していた大津市の成人式典(2019年1月14日、大津市内のホテル)

華やかな晴れ着姿の新成人らが、密集した状態で出席していた大津市の成人式典(2019年1月14日、大津市内のホテル)

 滋賀県内の自治体で、来年1月に開催する成人式を、2部制や複数会場などにする動きが広がっている。新型コロナウイルス感染防止のためで、密集や密接を避けるよう工夫している。

 大津市は、来年1月11日に開催する成人式について、例年は市内のホテル1会場で開催していたが、今回はメイン会場をびわ湖ホールの大ホールとし、サブ会場として同ホールの中ホールと小ホール、近くの市民会館の大ホールと小ホールの2カ所5会場で分散実施する。

 例年、会場には約2600人の新成人が集まるが、今年は各会場入場者数を座席数の2分の1とし、5会場合わせて約2200席に限るため、事前申し込み制とした。各会場とも、新成人には1席ずつ空けて座ってもらい、メイン会場の映像を各サブ会場に中継する予定。

 また、時間短縮を図るため、式典を前に行っていたオープニング演出を取りやめ、国会議員や県議会議員、各種団体役員ら来賓の招待も取りやめる。

 市生涯学習課は「すでに事前申し込みは満席になったが、当日席も一部用意しており、希望者はほぼ参加できるのではなないか」としている。

 長浜市も、来年1月10日に開催する「新成人を祝うつどい」の会場を、従来の2カ所から4カ所に増やす。式典は2部制にして出席者を分散させる。

 市は例年、ホテル&リゾーツ長浜と木之本スティックホールで行っている。本年度は臨湖と浅井文化ホールを加えて、式典を各会場で2回ずつ開く。時間も95分から40分に短縮。体表温度の検温や消毒、換気を実施し、出席者にはマスクを着用してもらう。

 草津市は、1月11日に成人式を草津クレアホールで実施し、午前と午後の部に分けて出席してもらう。式典の時間を例年の70分から50分に短縮し、マスク着用を義務付ける。11月中に発送する案内状に、連絡のつく電話番号記載欄や当日の体調についての問診チェックリストを設け、当日持参してもらう。

 市生涯学習課は「クラスターが発生する可能性はあるが、人生にとって1度しかない節目で、簡単に中止できるものではない。コロナ禍の中でも新成人を祝う気持ちは変わらず、思い出に残る式にしたい」としている。