登下校する児童に交通安全の意識を持ってもらおうと作られた「お釈迦様の飛び出し坊や」(京都市右京区)

登下校する児童に交通安全の意識を持ってもらおうと作られた「お釈迦様の飛び出し坊や」(京都市右京区)

 京都市右京区の清凉寺周辺に住む親子たちが、小学生の交通事故を防止しようと、仏様と、お釈迦(しゃか)様をイメージした交通安全看板「飛び出し坊や」を作った。「坊やに見守ってもらい、児童たちには毎日無事に登下校してほしい」と呼び掛けている。

 地元に居住し、交通工学を研究する立命館大准教授の塩見康博さん(39)が中心になって企画した。住宅地の道路には往来する車やバイクが多く、新型コロナウイルスによる休校で、近所の子どもたちが家の前に集まって遊ぶ機会が増えた。保護者が安全について話し合う中で、飛び出し坊やのアイデアが浮上した。

 5世帯の親子17人が参加。イラストレーターや瓦職人といった仕事上の専門性を生かして製作され、釈迦と縁深い清凉寺の近所ということでお釈迦様と仏様の2種類(高さ110センチ)を作った。

 10月25日、完成した飛び出し坊や二つを、嵯峨小(同区)の通学路沿いの家前に設置した。参加した同小2年の岳本彩那(さな)さん(7)は「作るのは大変だったけどうれしい。小さい子にも車に気をつけるよう教えたい」と笑顔を見せた。

 塩見さんは「子どもの事故防止のため、こうした看板を他の地域でも作ってもらえたら。声を掛けていただけたら、協力していきたい」と、広がりを期待している。