薄くて軽い川俣シルクをアピールする事業者(京都市下京区・ホテルカンラ京都)

薄くて軽い川俣シルクをアピールする事業者(京都市下京区・ホテルカンラ京都)

 福島県川俣町の特産「川俣シルク」のビジネスマッチング会が16日、京都市下京区のホテルで開かれた。京都のアパレル業者などが参加し、新しい用途の可能性を探った。


 同会は経済産業省の被災地活性化事業の一環。川俣町は古くからシルクの産地として知られているが、和装需要の低迷に東日本大震災の打撃が重なった。生産業者は年々減少していて、工芸の発信地である京都で商機を探ろうと開催された。
 この日は川俣町から4社が出展した。各社は手のひらが透けるほど薄いシルクの生地や、縮小させることで伸縮性を持たせた生地などを紹介。有名ブランドのコレクションや人工多能性幹細胞(iPS細胞)の培養素地にも使われる川俣シルクをアピールした。京都や滋賀などから参加したアパレルや建築、表具などの業者たちは生地の手触りや特徴を確かめていた。
 齋藤産業(川俣町)の齋藤明彦専務は「京都で展示会をすることはほとんどなかった。技術や生地で何かコラボレーションできればうれしい」と話していた。