大輪の花を咲かせる菊(長岡京市粟生・光明寺)

大輪の花を咲かせる菊(長岡京市粟生・光明寺)

 秋の深まりに彩りを添える「文化まつり市民大菊花展」が、京都府長岡京市粟生の光明寺で開かれている。愛好家でつくる京都西山菊友会の主催で、「見に来てほしい」と呼び掛ける一方、今回で会を解散する意向を表明した。

 菊花展は同市と光明寺の協力で毎年開き、今年が49回目。この歩みとともに、京都西山菊友会は活動してきたが、高齢化に伴い退会者が相次ぎ、ピーク時に約100人いた会員が5人にまで減少した。来年の50周年を機に会の解散をする予定だったが、4日に行われた審査会を前に、急きょ1年早い解散を決めた。

 今回の展示では「大菊切り花の部」の出品を中止。花びらが肉厚の「厚物」と細長い「管物」の白と黄、紫色の3色で、高さ1~1・6メートルにそろえた鉢植えによる「大菊花壇の部」に計48鉢のほか、背丈を短くした「ダルマ」、さらに短い「福助」の各10鉢、盆栽5鉢を寺務所前の特設会場に展示。参拝者やファンが訪れ、あでやかな菊に見入っている。同展は15日まで。

 同会の廣山勝彦会長(65)は「今年は梅雨の長雨と夏の猛暑の影響で過去に例がないほどの不作で、出品点数をそろえるのも大変だった。菊栽培の愛好者が減って運営が難しくなった。何とか50周年を開きたかったがやむを得ない」と惜しんだ。