市境にある救護施設建設予定地

市境にある救護施設建設予定地

 京都市によるホームレス支援施設の見直しで更生施設「市中央保護所」(下京区)に代わり、民間の社会福祉法人が伏見区に設置を計画している救護施設について、市が本年度予算に計上していた救護施設の整備費助成金約1億3千万円を2019年度に繰り越す議案が26日、2月市議会で可決された。本年度中の着工が困難になったが、市は「来年4月の開所を遅らせることまでは決定していない」としている。

 救護施設は当初、昨年12月に着工予定だったが、1月などの住民説明会で懸念の声が相次いで出たため、整備費助成金の繰り越しを決めた。市保健福祉局は「施設の必要性について理解を得られるよう、引き続き住民への説明を尽くしたい」と話している。

 救護施設を巡っては、伏見区羽束師菱川町の建設予定地が向日市の住宅地に隣接しているため、周辺住民が不安の声を上げている。向日市も昨秋まで計画の詳細を京都市から知らされなかったとして不快感を示し、向日市議会は一定の住民理解を得られるまで着工を見合わせるよう求める意見書を京都市に提出した。