離脱撤回を通知すると決定した浄山協議員会・出張所長会合同会議(京都市上京区・清浄華院)

離脱撤回を通知すると決定した浄山協議員会・出張所長会合同会議(京都市上京区・清浄華院)

 寺院トップの「法主(ほっす)」再任が認められないため浄土宗からの離脱意向を示していた同宗大本山の清浄華院(しょうじょうけいん)(京都市上京区)は26日、関係寺院の僧侶でつくる「浄山協議員会・出張所長会合同会議」を開き、宗側に離脱意向の撤回を通知することを決めた。法主を決めるための「浄土門主・法主推戴委員会」(推戴委)の再度開催を要請し、法主の再任を求める方針だが、宗側の態度は不明で再任は見通せない。

 清浄華院の法主を巡っては、昨年に開催された推戴委で真野龍海氏(96)の再任が認められず、現在、法主が不在となっている。同院は1月25日、浄土宗との関係を解消するための寺院規則変更を合同会議で決定。境内に公告し、宗側に内容証明で通知していた。

 だが、この日開かれた合同会議では、出席した全国の関係寺院の僧侶から離脱を思いとどまるべきとの意見が相次いだ。出席者からは「離脱とは聞いていない」「手続きを一時凍結して、真野氏の再任が認められない場合には再度離脱を考えるべき」「真野氏再任を諦めるのも仕方ない」といった意見が出た。

 最終的に清水英碩議長が採決し、真野氏再任を求めることと離脱意向を撤回することを全会一致で決めた。今後、清浄華院執行部が文言を精査し、合同会議メンバー閲覧の上で宗側に送付する。

 宗側はこれまで、再度の推戴委開催や、真野氏再任を認めるかについて表明しておらず、清浄華院の意向が反映されるかは不透明だ。清水議長は「(浄土宗の八総大本山でつくる協議機関の)執事長会が仲立ちしてもらえると聞いている。今日の決定は、清浄華院として現時点での統一見解だ」とした。