殺処分した豚を穴へ運び入れる県職員ら(6日午後7時ごろ、滋賀県日野町・県畜産技術振興センター)=滋賀県提供

殺処分した豚を穴へ運び入れる県職員ら(6日午後7時ごろ、滋賀県日野町・県畜産技術振興センター)=滋賀県提供

 滋賀県近江八幡市の養豚場で豚コレラの感染豚が確認された問題で、滋賀県は26日の県議会一般質問で、殺処分した豚を発生農場でなく、日野町の県畜産技術振興センターに運んで埋却した理由について「掘削する重機の作業スペースが確保できなかった」とし、農場内での埋却が困難と判断していたことを明らかにした。

 県は当初、感染が確認された農場内に埋めることを想定していた。しかし殺処分した全699頭を一度に埋める広さはなく、農場の別の場所も地下水が出る可能性が高かったために断念。搬送ルート周辺に養豚場がなく、県が監視しやすい県有地として、約20キロ離れた県畜産技術振興センターを選定した、という。

 質問した村島茂男県議(自民党)によると、日野町や県内の畜産農家からは風評被害を懸念する声が上がっているという。県は「町や地元自治会の協力により防疫措置を完了できた」としており、近く県産豚の安全性をアピールするポスターを作製し、県内のスーパーなどに配布する。