セレモニーに臨んだ尾上松也さん(京都市東山区・南座)

セレモニーに臨んだ尾上松也さん(京都市東山区・南座)

 アニメ映画が大ヒット中の「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」と歌舞伎が初めて組んだ展示イベント「鬼滅の刃×京都南座 歌舞伎ノ舘(やかた)」が6日、南座(京都市東山区)で始まる。主人公の竈門(かまど)炭治郎(たんじろう)ら人気キャラクターが役柄に合った歌舞伎衣装をまとった描き下ろしパネルをずらり展示。“鬼滅版の顔見世”となる。

 5日にあった式典には、歌舞伎俳優の尾上松也さん(35)が登場。「歌舞伎も鬼滅も家族愛や絆を描いており、相性がいい」と語り、鬼滅の歌舞伎化も「イメージしやすい。いつかできる状況が来れば」と期待をのぞかせた。

 鬼滅は、人食い鬼に家族を殺された少年・炭治郎が、鬼にされた妹を人間に戻すため鬼との戦いに挑む。展示では、歌舞伎で化け物退治をする「坂田金時」の扮装(ふんそう)で炭治郎が見得(みえ)を切っている。

 このほか映画で奮闘した勇敢な「煉獄(れんごく)杏寿郎(きょうじゅろう)」は歌舞伎で決死の戦いに挑む「木曽義賢(よしかた)」、藤の毒を使う「胡蝶(こちょう)しのぶ」は「藤娘」など、計13キャラが歌舞伎の似た役柄と融合。パネルや衣装を舞台やロビーに並べ、記念撮影もできる。特製グッズも販売する。松竹の迫本淳一社長は「鬼滅でコロナも退治するつもりで日本が元気になれば」と語った。

 11月23日まで。前売り1200円から。コロナ対策のため入場は日時指定制だが、当日券もある。南座075(561)1155へ。