冨田容疑者が確保された現場付近。自転車に乗って東進していたという(27日午前10時17分、大津市大江2丁目)

冨田容疑者が確保された現場付近。自転車に乗って東進していたという(27日午前10時17分、大津市大江2丁目)

 広島市の住宅で高齢男性を殺害し、現金を奪ったとして強盗殺人の疑いで逮捕された冨田幸誠容疑者(34)とみられる男は25日以降、京都府内各地でも逃走中の姿を目撃されていた。大津市で逮捕される前の26日午後0時半ごろには、京都市伏見区の市みなみ下水道管路管理センターを訪れ、30代の男性職員に「自転車で東京まで行く」と下京区烏丸通五条までの道順を尋ねていた。

 職員によると、男は手の指に包帯を巻いた状態で「城陽方面から国道24号を通って自転車で来た」と話した。朗らかな語り口で不審な様子はなく、職員が地図を見せながら道案内をすると「ありがとう」と言って立ち去ったという。

 職員は同日夜のニュース番組を見て、男と容疑者の特徴が似ていることに気付き、広島県警に通報した。「自分の職場に来るとは思わなかった。今、思い返すと恐怖を感じる」と驚いた様子だった。

 冨田容疑者に似た男は25日午後7時ごろにも、木津川市のコンビニに立ち寄る様子が店内の防犯カメラに記録されていた。