滋賀県内公立高の制服価格

滋賀県内公立高の制服価格

 滋賀県教育委員会は27日、県内の公立高が学校ごとに決めている制服の価格に最大3倍超の差があることを明らかにした。最も安い学校で約1万6千円、最も高い学校で約5万7千円だった。デザインや調達が各校に委ねられているため価格差が生じるが、県議からは「制服は必需品だからこそ、費用負担が大きくなりすぎてはいけない」との意見が出ている。

 県教委によると、男子用では玉川高の5万6980円、女子用では長浜北星高の5万4550円が最高。最も安価なのは男子用が米原高の2万円、女子用が八幡商業高の1万5600円だった。学生服(学ラン)を採用し、中学校の制服のボタンを付け替えて対応できるようにしている高校などは除いており、平均は男子用が4万1198円、女子用が3万8660円。

 制服の価格は、各校が複数の業者に見積もりを取って決めている。高校教育課は「制服自体が高校の特色の一つでもある。デザインの違いなどで価格の違いが出てくる」と説明する。

 27日の県議会で質問した成田政隆県議は、奈良県など10県が各校の制服価格を情報共有するなどして「適正価格」になるよう取り組んでいると指摘。「各校に差があることを認識して取り組みを進めてほしい」と述べ、卒業生から制服の寄付を募るなど困窮家庭への配慮も求めた。青木洋教育長はガイドラインで各校の調達方法を定めているとした上で、「過度な負担が生じないよう、適正な調達に努めていく」と答えた。

 制服を巡っては昨年、東京・銀座の公立小で高級ブランド監修の制服を採用したことが批判を浴び、私費負担の重さが指摘されている。