スケートパークの整備について若者と意見交換する住民(大津市衣川・耕豊第3自治会館)

スケートパークの整備について若者と意見交換する住民(大津市衣川・耕豊第3自治会館)

地元住民がスケートパークの整備場所として想定している春日山公園(滋賀県大津市真野)

地元住民がスケートパークの整備場所として想定している春日山公園(滋賀県大津市真野)

 来年の東京五輪でも正式種目に採用され、若者を中心に人気のスケートボードが楽しめる専用施設「スケートパーク」を滋賀県大津市真野地区の公園に整備しようと、近隣住民たちが取り組みを進めている。同地区の駅周辺などでは若者のマナー違反の練習風景が見られているといい、「地域の愛好者が安心して遊べる場所を整備することで、愛好者と共存したい」としている。

 JR堅田駅周辺や近くの道路脇の休憩スペースでは近年、若者たちが深夜にスケートボードを楽しむ姿が見られるという。周辺住民から「滑る音がうるさい」「ごみが散らかっている」「障害物を勝手に置いている」などの苦情が寄せられており、市は7月、スケートボードをしないよう若者たちに求め、休憩スペースに置かれた障害物は撤去された。

 一方、県内の公共施設には本格的なスケートパークがないため、堅田学区少年補導委員のメンバーと、同学区や真野学区の自治連合会の役員らが、愛好者が安全に遊べる場所を確保できるよう協議を始めた。

 10月19日には、愛好者の学生や社会人4人を地元の自治会館に招いて意見交換会を開催。スケートパークが整備されたら利用するかや、日頃の練習場所などを聞き取ったほか、若者側からも設置してほしい障害物や開園時間などの提案があった。

 参加した愛好者の会社員三宅隼矢さん(22)=高島市新旭町=は「周囲に気を使いながらではなく、気持ちよく滑りたい。スケートパークができればトラブルも減るのではないか」と話した。

 整備場所は、駅から比較的近く、周辺に住宅がないため騒音問題が発生しにくい春日山公園(大津市真野谷口町)を想定。住民たちは今後、さらに他の愛好者にもアンケートを行い、同公園を所有する県や市にも整備を要望する予定。

 堅田学区少年補導委員幹事の芝田豊さん(67)=同市本堅田3丁目=は「迷惑だからと排除していては問題は解決しない。練習場所をつくるのは大人の役目。ルールを守って遊んでもらえるような場所をつくりたい」としている。