いろは松の太い幹にこもを巻く作業員たち(滋賀県彦根市・彦根城)

いろは松の太い幹にこもを巻く作業員たち(滋賀県彦根市・彦根城)

 7日の立冬を前に滋賀県彦根市の彦根城で6日、マツを害虫から守る「こも巻き」が行われた。作業員たちが天守広場や沿道などのマツ約100本にこもを取り付け、冬支度を整えた。

 最低気温9・5度と平年並みの冷え込みとなる中、午前9時ごろ、彦根城運営管理センターの職員が集合。2人一組となり、最高樹齢300年の「いろは松」が並ぶ中堀沿いで、わらのこもを2メートル以上の幹周りに巻き付けてひもでしばった。

 こも巻きは、幹で越冬する害虫をわらに集めて被害を防ぐ伝統的な駆除方法。啓蟄(けいちつ)に当たる来年3月5日にこも外しを行う。宮川敏明所長は「こも巻きを続ける城は減ってきたが、冬の風物詩として観光客の皆さんに喜んでもらえれば」と話した。