特別公演の締めくくりで「祇園小唄」を舞う祇園甲部の舞妓たち(京都市東山区・ギオンコーナー)

特別公演の締めくくりで「祇園小唄」を舞う祇園甲部の舞妓たち(京都市東山区・ギオンコーナー)

 京都市東山区のギオンコーナーで7日、花街・祇園甲部(同区)の芸舞妓による「特別公演」が開幕した。新型コロナウイルスの影響で、約8カ月間休館していた同コーナーの再開を飾る舞台で、コロナ禍に負けず稽古を重ねてきた京舞を披露した。

 同コーナーを運営する京都伝統伎芸振興財団(おおきに財団)の主催。初日は芸舞妓9人が出演した。舞妓が花笠を手に舞う「菊づくし」で始まり、芸妓が「わしが在所」「汐汲(しおくみ)」の2曲を披露。「祇園小唄」を舞妓があでやかに舞って締めくくった。

 初回の舞台はチケット完売の人気で、間隔を空けて座った客席から大きな拍手が送られた。中京区の女性(52)は「今年は都をどりもなく、さみしかったので元気づけられた」と話した。

 舞台上では、歌や三味線を務める地方(じかた)たちがマウスシールドを着けるなど、感染予防を徹底。小規模ながらもコロナが拡大してから祇園甲部初の公演とあって、京舞井上流家元の井上八千代さんやお茶屋の関係者も多く訪れ、見守った。

 12月20日までの土、日曜に1日2、3回公演。京舞と狂言、雅楽など他の芸能一つを併せて上演する。有料。ギオンコーナー075(561)1119。