河北さん(左)に地産地消について質問する学生=綾部市多田町

河北さん(左)に地産地消について質問する学生=綾部市多田町

 京都府綾部市のFM放送局と京都工芸繊維大、福知山公立大の学生が協力し、脱炭素社会をテーマとした番組制作に取り組んでいる。学生たちはコロナ禍の中丹地域で、新しいライフスタイルを実践する人々にインタビューし、見識を広げている。

 FMいかるの番組「Cool Choice(クールチョイス) AtoZ」。クールチョイスは、国が進める温室効果ガス削減の国民運動で、同局はたびたび関連番組を制作している。

 今回は、セミナーで北部地域の産業活性化などに取り組む両大学と連携。キーワードを手掛かりに思索を深める「AtoZ」の手法を使い、公立大の塩見直紀准教授から、地域の魅力や課題を表現する方法について学び、実践例を紹介することを企画した。

 今年8月から会議を重ね、26のキーワードを設定し、新しいライフスタイルを探った。今月4日は綾部や福知山を巡って取材。綾部市多田町のコメ農家河北卓也さん(48)には地産地消をテーマに、農家側からコメの食べ方を提案するなど、コロナ禍をともに乗り越えようとする姿勢を聞き出した。

 インタビュアーの工芸繊維大3年生、山本佳依さん(21)は「単純に『こういう仕事もあるのか』という発見があった。農業との連携でできる新しい世界が見えた」と関心を寄せていた。番組は11月中に収録し、20日から1テーマずつ15分間放送する。12月16日からも再放送を予定。