滋賀県文化賞を受賞した冨田人形共遊団の阿部団長(前列中央)ら=大津市・県公館 

滋賀県文化賞を受賞した冨田人形共遊団の阿部団長(前列中央)ら=大津市・県公館 

 滋賀県の文化高揚への貢献をたたえる滋賀県文化賞などの本年度受賞者に5人と3団体が決まり、贈呈式が9日、大津市の県公館で行われた。文化賞の冨田人形共遊団(長浜市)、文化功労賞の歌手西川貴教さん(50)=東京都、文化奨励賞の小説家凪良ゆうさん(47)=京都市=ら県ゆかりの人々が、三日月大造知事から表彰盾を受け取った。

 冨田人形共遊団は1979年に発足、江戸時代から伝わる人形浄瑠璃を保存・継承し、海外公演も行って郷土文化を発信するなど長年の功績が評価された。

 贈呈式で、団長の阿部秀彦さん(79)は「小さな村で光るものはないかと始めた人形浄瑠璃を継承し、一層精進していきたい」と喜びを語った。

 凪良さんは滋賀県出身で、小説「流浪の月」で2020年本屋大賞を受賞。巧みな人物造形や展開の妙などが評価された。西川さんは県内で大型野外音楽イベントを毎年開催している。

 他の受賞者は次の皆さん。
 【文化功労賞】滋賀の食事文化研究会(学術・大津市)▽中井憲照(音楽・大津市)▽日本フェノロサ学会(学術・大津市)【文化奨励賞】中路友恵(音楽・大津市)【次世代文化賞】片山幸宏(大衆芸能・草津市)