京都府警本部

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 京都府警科学捜査研究所(京都市上京区)の男性幹部職員が捜査で押収した違法薬物を不適切に管理したとされる問題で、府警は12日、覚せい剤取締法違反や麻薬取締法違反などの疑いで、50代の同職員を書類送検し、本部長訓戒の内部処分とした。また、過去に同様の不適切管理をしたとして麻薬取締法違反の疑いで、科捜研に勤務していた元府警職員も書類送検した。

 府警によると、違法薬物を取り扱う施設では施錠した場所で保管する法的義務があるが、幹部職員は所内の薬品用冷蔵庫や無施錠のロッカーに入れていた。「紛失や盗難がなく、危機感が薄れていた。認識が甘かった」と話しており、依願退職する意向という。

 幹部職員の書類送検容疑は2018年1月から今年1月、鑑定で使わなかった微量の覚醒剤や大麻などを冷蔵庫などで保管し、管理帳簿の記載を怠ったほか、昨年12月にヘロインを所内で廃棄しようとした疑い。不適切な保管は少なくとも7年前から続けていた。

 府警監察官室は「警察職員として不適切な行為。鑑定試料の管理を徹底し、再発防止に務める」とコメントした。