2458筆を山内副市長(左)に手渡す木村共同世話人=南丹市園部町・市役所

2458筆を山内副市長(左)に手渡す木村共同世話人=南丹市園部町・市役所

 京都府南丹市美山町の住民は12日、2021年4月に市が直営化する同町の美山診療所の機能維持を求める署名2458筆を市に提出した。有志は、市が休止の方針を示している介護老人保健施設や入院病床の維持などが必要と訴えた。

 同市園部町の市役所を訪れた「美山の医療を守る会」の木村純三共同世話人(69)は、自宅から車で30分圏内にさまざまな機能がそろった診療所があるのが重要として、「ぜひとも今のままの診療所を置いてほしい」と強調した。

 会の岡本達樹さん(72)は「他地域と比べて、美山の医療水準は低い。命と健康を守る砦(とりで)として、せめて現状は守ってほしい」と話した。会は、医師の中村真人所長(66)や職員を継続雇用することも要望した。

 美山町民の半数以上が賛同した要請書の束を受け取った山内守副市長は「美山の医療は極めて重要だというのが本当の気持ちだ。思いや声をしっかりと受け止め、対応したい」と述べた。