九品寺を自転車で出発する参加者(南丹市園部町船阪)

九品寺を自転車で出発する参加者(南丹市園部町船阪)

 京都府南丹市園部町の一般社団法人「園部文化観光協会」は、自転車で同町内を巡るモニターツアーを開いた。時代劇の舞台となる庄屋の屋敷や、知られざる絶景スポットなど、従来は埋もれてきた地域資源の魅力に触れた。

 9月に発足した同協会の取り組みの第1弾で、11日、韓国などからの学生ら10人が参加した。

 電動自転車で「日本最後の城」である園部城などを見てから九品寺へ移動。重要文化財の仁王門をくぐって高台へ登り、色づく里山の風景に見入った。龍穏寺で紅葉を眺めた後は、時代劇「水戸黄門」などのロケでよく使われる庄屋屋敷の山村家へ足を運んだ。40年ほど前まで酒造りが行われていた蔵では、樽などの道具を見た。

 参加した同町の京都伝統工芸大学校2年の学生は「電動自転車は移動しやすかった。あまり期待していなかったが、九品寺からの景色が良かった。一生懸命こぐから、着いた時に一層良さを感じる」と話した。案内した小林康夫副会長(66)は「楽しんでもらえた。自転車で移動中のコミュニケーションをどうするかや、ガイドの確保が今後の課題になる」とした。