耐震補強など大規模な工事のため休館する黒壁ガラス館(長浜市元浜町)

耐震補強など大規模な工事のため休館する黒壁ガラス館(長浜市元浜町)

 滋賀県長浜市の黒壁スクエアを運営する第三セクター「黒壁」(同市元浜町)は、24日から黒壁ガラス館を休館する。同館の耐震補強を含めた長寿命化と修繕工事を行うためで、同館の機能は12月1日から隣接する店舗に移して営業する。

 黒壁によると、老朽化が著しいため耐震補強や壁の塗り替えなどを行う。大規模工事は1989年の開館以来初めて。来月1日に着工、来年3月20日のリニューアルオープンを目指す。総事業費は約9100万円。

 黒壁ガラス館は、1900年建設の第百三十国立銀行長浜支店が前身。土蔵造りを基調とした木造建築で、黒しっくいの壁だったことから「黒壁銀行」の愛称で親しまれた。昭和期にカトリック教会として使われ、教会移転後、市民有志が第三セクターを設立して建物を買い取った。96年に国の登録有形文化財に指定された。

 黒壁は「歴史的建造物を後世へ残すため工事をすることにした。来春には一段と美しくなった黒壁ガラス館を披露したい」としている。