11月の感染状況や今後の感染防止策を確認した京都市の新型コロナウイルス対策本部会議(京都市中京区・市役所)

11月の感染状況や今後の感染防止策を確認した京都市の新型コロナウイルス対策本部会議(京都市中京区・市役所)

 京都市は17日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、11月の感染状況をまとめた。病院や高齢者福祉施設でクラスター(感染者集団)が4件相次ぎ、感染者数は16日時点で180人と、既に10月を上回った。経済活動の活発化とともに、京都でも感染が広がっているとみられる。

 市内の感染者数のピークは8月の513人。その後、9月の200人、10月の177人と減少傾向にあったが、11月上旬から再び増加傾向に転じた。11月に確認されたクラスターの内訳は16日現在、病院1件(感染者数17人)、特別養護老人ホーム1件(同7人)、住宅型有料老人ホーム1件(同5人)、保育園1件(同5人)。

 感染者の年代別では、10代以下が11・7%、20代が22・2%、30代が10・6%、40代が11・1%、50代が15・6%、60代以上が28・9%で、20代が3~4割を占めた7~8月と比べ、幅広い年代に広がっている。

 ただ、10万人当たりの市内の感染者数(6~12日)は6・27人で、北海道の23・89人、東京都の13・54人、大阪府の14・66人と比べて低い。21日から3連休が始まり、紅葉を求める観光客の増加が見込まれるが、門川大作市長は「観光客が市民に感染させているという事例はほとんどない」として、受け入れに前向きな考えを示している。

 市は、年末にかけてクリスマスや忘年会など感染リスクが高まる場面が多くなるとして、17日から12月末までを感染防止徹底月間とすることを決めた。月間の指定は9月に続いて2回目。大声での会話を伴う宴会や飲み会は控え、感染防止対策を徹底する店の利用を呼び掛ける。