「4才までは4つに切って」と記されたシールを貼るリバティ長岡店の池上さん(京都府長岡京市長岡2丁目)

「4才までは4つに切って」と記されたシールを貼るリバティ長岡店の池上さん(京都府長岡京市長岡2丁目)

 乳幼児の食品による窒息事故を防ごうと、京都府向日市の一般社団法人「いんふぁんとroomさくらんぼ」が、食品パッケージに注意を促すシールを貼る取り組みへの賛同を呼び掛けている。地域のスーパーや飲食店で導入してもらい、「子が親の目の前で苦しんでいても救えない事故を未然に防ぎたい」としている。

 消費者庁の報告では、2010~14年の5年間で発生した14歳以下の食品による窒息死103件のうち、8割が0~4歳児だった。多くは団子やゼリーの菓子やブドウなどの果実だった。

 「さくらんぼ」と連携して子どもの傷害予防に取り組むNPO法人「セーフキッズジャパン」(東京都)によると、球状でつるつるとしたブドウなどは、直径約4センチしかない子ども(3歳児)のどの奥にはまりこみやすく、呼吸ができなくなることがあるという。同法人は、家庭や保育現場に事故を防ぐ対策を伝えるため、シールを作ることにした。

 シールも直径4センチで作り、ミニトマトとブドウが縦に4等分されたイラストに「4才までは4つに切って」と添えた。掲示できるようにチラシも作成し、同法人公式ホームページでダウンロードできる。

 京都府長岡京市のスーパー「リバティ長岡店」は10月から、ブドウやシャインマスカットのパッケージにシールを貼って商品を並べている。同店の池上康治会長は「特に子育て世代の親の目に情報を届けたい」と協力する。

 「さくらんぼ」は「4等分するのは手間だが、難しくはない。(京都府の)乙訓地域で悲しい事故が起きないように多くの人に賛同してもらいたい」としている。問い合わせはさくらんぼ事務所075(950)0153。