レクサスの最上級セダン「LS」のドアの内装。波のような模様が見える部分が西陣織

レクサスの最上級セダン「LS」のドアの内装。波のような模様が見える部分が西陣織

 西陣織製造卸の細尾(京都市中京区)は19日、同社の織物が、トヨタ自動車が同日発売した高級車ブランド「レクサス」の最上級セダン「LS」の新型車の内装に採用されたと発表した。京都伝統の西陣織がレクサスに搭載されるのは初めて。

 新型車は内装に日本の伝統工芸を取り入れ、日本独自の美意識に由来した世界観を演出している。西陣織はドア部分のオプションで、グレーをベースに銀糸を織り込み、月明かりに照らされた波の揺らぎを表現。わずかな光の変化で、異なる表情を見せるのが特徴という。

 細尾は主力の呉服卸以外に、織物の技術を生かして高級ブランド店やホテルの内装を手掛けてきたが、車への採用は初めて。耐火性や耐久性といった車両のインテリアとしての機能性を満たすため、素材を見直すなど4年をかけて生地を開発した。