10月下旬以降の感染状況などを確認した京都府の新型コロナウイルス対策本部会議(京都市上京区・府庁)

10月下旬以降の感染状況などを確認した京都府の新型コロナウイルス対策本部会議(京都市上京区・府庁)

 京都府は19日の新型コロナウイルス対策本部会議で、10月22日~11月17日の感染状況を明らかにした。高齢者が増加して全体の3割に上っているほか、高齢者福祉施設や医療機関でのクラスター(感染者集団)も相次いでおり、府は警戒を強めている。

 新規感染者のうち、60代以上は31・8%に上り、6月16日~10月21日の20・3%に比べると約10ポイント増加した。対して20代以下は約12ポイント減の29・7%で、春に感染拡大の要因となった大学生に限ると約9%にとどまる。

 クラスターは4件発生し、府内の感染者数を押し上げている。内訳は病院31人、特別養護老人ホーム27人、有料老人ホームと保育所が各5人。

 感染経路不明者の割合は42・3%。一方、判明している経路では同居家族からが34・2%で最も多く、医療・高齢者施設が25・3%、職場と会食がそれぞれ9・3%と続いた。

 コロナ患者用の病床数は19日午前現在、650床を確保しており、使用率は17・5%(114床)。うち重症者用は86床あり、使用率は3・5%(3床)にとどまる。軽症や無症状の人を対象とする宿泊施設は338室あり、33人が療養している。また同日、自宅療養者を支援するフォローアップチームを府庁内に設置したという。

 本部会議で松井道宣議長(府医師会長)は、感染者の増加について「検査数が増加し、クラスターをしっかりと追えているからだ」と説明。ただ「重症者の増加は注意しないといけない。特に高齢者などリスクが高い人に感染が広がらないような配慮が必要」と指摘した。