門首継承式であいさつする大谷暢裕門首(20日午前11時57分、京都市下京区・東本願寺)

門首継承式であいさつする大谷暢裕門首(20日午前11時57分、京都市下京区・東本願寺)

焼香台に向かう大谷暢裕門首(20日午前10時38分、京都市下京区・東本願寺)

焼香台に向かう大谷暢裕門首(20日午前10時38分、京都市下京区・東本願寺)

 真宗大谷派(京都市下京区)の門首継承式が20日、同区の本山・東本願寺で行われた。新型コロナウイルスの影響で参列できなかった全国や海外の門信徒のためにインターネットによる生中継が初めて行われ、7月に就任した大谷暢裕門首(69)が、日本語・英語・ポルトガル語であいさつした。

 門首となったことを広く伝え、宗派の最高法規「宗憲」にのっとって責務を果たすことを誓う儀式。御影堂で暢顕前門首(90)の退任あいさつが行われた後、午前10時半すぎに暢裕門首が入堂、宗祖親鸞の木像の前で宣誓文に当たる「表白」を述べた。

 暢裕門首は、集まった僧侶や門信徒とともに、親鸞が書き残した「正信偈(げ)」などを唱えた後にあいさつ。「多くの方々との出会いとお支えのおかげで今日までの歩みを進めることができた」と感謝の気持ちを伝えたうえで、「世界中の人に南無阿弥陀仏を届けるために微力を尽くしたい」と語った。継承式には約600人の参拝者が訪れ、新たな門首の出発を祝った。